チュモンのソソノは歴史上に実在?史実との違いや元ネタモデル&時代設定を解説
紀元前の時代、高句麗を建国したチュモンの人生を描いた韓国ドラマ「朱蒙-チュモン-」。
伝説が元になって部分もあり、多少ファンタジーの要素もある壮大な歴史時代劇ですが、ドラマの内容が史実と同じなのか違いがあるのか気になりませんか。
そこで今回はチュモンに登場する女傑ソソノに焦点を当て、「ソソノは歴史上に実在?史実との違いや元ネタモデル&時代設定を解説」というテーマでお届けします。
韓国の歴史を詳しく知らない方にも分かるように、ドラマでの時代設定もお伝えしますよ!
チュモンのソソノは歴史上に実在した?
韓国史劇代表作 #チュモン の中に出てくる強い信念のある女性ソソノ。
初めて見た史劇の強い女性でした。#チュモン #韓国史劇 pic.twitter.com/Y2xrjqmNn2— すら (@hikoukigumo121) November 23, 2016
ドラマで描かれたソソノは、まだまだ成長過程で頼りのない頃のチュモンと出会いました。
そして次第に惹かれ合い、一度は離れ離れになりますが、後に高句麗建国の際にも“内助の功”と言えるほどにチュモンを支えました。
チョルボン大君長ヨンタバルの娘で、賢く聡明でありながら自ら剣を持って戦うほどの女傑っぷりがカッコよく、女性視聴者の好感を集めています。
そんなソソノは歴史上に実在したのでしょうか。
気になるそこの貴方、要チェックですよ!!
ソソノ元ネタのモデルは百済初代王の母!
チュモンは凄いけど
1番凄いのはソソノかもしれない
女性という立場で国を治め、武術も身につけ、チュモン王を支えながらも高句麗と百済の礎を築いたんだよ…
そしてこのドラマのソソノ役の方が本当に美しく、品があって素晴らしかった pic.twitter.com/OctqzRd12H— 輪 (@ring_ahina) February 8, 2019
結論から申し上げます。
チュモンに登場するソソノは歴史上実在しており、モデルとなった人物がいます!!
それは、百済の初代王である温祚王(オンジョワン)の母です。
温祚王の母の名は「召西奴(ソソノ)」と記録が残っており、ドラマに登場するソソノと同じ名前ですね。
劇中でソソノは、高句麗建国の為に協力しチュモンと結婚して国母となり、そしてその後、チュモンと別れ高句麗を離れます。
実は、ドラマで描かれたソソノの人生は、ほぼ史実そのままなんです!
伝説がベースとはいえ、紀元前の時代にこれほど賢く強い女性が存在していたという事実も驚きですね。
史実との違いは?
チュモンやっと終わった〜(*^^*)♡
長かった〜(o^^o)♡
チュモン段々かっこよくなってく〜(*⁰▿⁰*)笑❣️
ソソノがいい人すぎて信じられない(>_<)♡
韓国の歴史はホントおもしろぃ♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ pic.twitter.com/wSAzCPQWTZ— まこるん (@makorun_106) April 28, 2018
続いて、ドラマの内容と史実とに違いがあるのか見ていきましょう。
ドラマでのチュモンとソソノの出会いは、チュモンがプヨ国の王子だった頃に兄たちの策略に嵌められ、王宮を追放された後でした。
史実でのチュモンとソソノの出会いは、チュモンがプヨを脱出しチョルボンにたどり着いた後のようです。
そうであればチュモンとテソ、ソソノの三角関係は考えられなくなります。
チュモン、テソ、ソソノの人間模様や恋愛事情の為に、彼らの出会いはドラマの方がずっと早いタイミングに変えられていたんですね。
チュモン時代設定を解説
朱蒙(주몽) 主演:ソンイルグク(송일국)
高句麗を建国したとされるチュモンを主人公とし、最高視聴率52.6%を記録した大ヒット時代劇👑
半年以上かけて観たのと、ソソノじゃなくイェソヤ派だったのであまり感情移入出来ず…
成長したユリが宮殿でチュモンと再会する場面はジーンときた😢ユリかっこいい! pic.twitter.com/u5yyLgd8U4— ヨンウォン (@KChisdra) August 26, 2020
ドラマ「チュモン」は高句麗建国が背景にあるドラマですが、いつの時代のことか分かりますか?
高句麗、百済など朝鮮半島の古代の国々については、日本の歴史でも少し学習するので、聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
ここでは、ドラマの時代背景を深堀していきたいと思います。
日本や周囲の国の当時の時代背景も併せて見てきましょう。
ドラマ「チュモン」の時代設定は古朝鮮時代!
#チュモン
チュモンは全81話の史劇。
正統派王道の史劇。
一言で言うと高句麗という国を作ったチュモンのサクセスストーリー。アクション、陰謀、プラトニックラブ、壮大なスケール、痛快な物語。中国が漢の時代。男性も楽しめます😃 pic.twitter.com/McA03Uy4Z4— オレッセ (@68KTMo0THeUXutK) August 15, 2022
ドラマ「チュモン」の舞台は古朝鮮と呼ばれた紀元前の時代です。
高句麗の建国は紀元前37と記録されていますので、ドラマの時代背景もその前後でしょう。
日本では弥生時代、中国はドラマにも登場していた通り漢の時代でした。
この時代の朝鮮半島の記録が少なく伝説としての逸話も多いようで、ドラマ「チュモン」も史実と神話が織り交ざった内容になっています。
ドラマは史実を再現しているのか考察
#朱蒙
【全81話視聴終了】ダメ王子と呼ばれた朱蒙が実父ヘモスと出会い武芸を習得し王子としての自覚を高めていく
タルム軍の将軍だったヘモスが果たせなかった夢・遺志を受け継ぎ、扶余を出て再結成し やがて高句麗を建国し漢を倒し大業を成すまで✨
敵の裏をかく緻密な戦略と殺陣シーンは胸熱 pic.twitter.com/Sw2nZmnzKp— よんちゃん(๑•᎑•๑)🌳💙 (@Guk_Syn) March 11, 2021
ここまで何度かお伝えしましたが、高句麗建国にまつわる話は神話や伝説が多く語られています。
その中で、チュモンは卵から生まれたという伝説もあるのですが、ドラマ「チュモン」ではユファとヘモスの息子として登場しました。
ドラマ「チュモン」はファンタジー要素も少し残しつつ、あくまでも歴史・時代劇として描かれています。
その為、どこまでが史実で、どこまでが伝説かが分かりにくいですよね。
また、劇中では漢の鉄騎軍に果敢に立ち向かう屈強な軍隊が登場していますが、朝鮮半島の国々は、歴史を見てもあまり戦上手ではなかったようです。
ドラマの時代より後の時代になりますが、日本が倭の時代に朝鮮半島に進軍した時もモンゴルが進軍した時も、朝鮮半島は白旗を上げました。
歴史上ではあまり“強い軍隊”のイメージがない古朝鮮の国々と、ドラマ「チュモン」で描かれる軍隊のイメージとは少し乖離があるかもしれませんね。
まとめ
ソソノとチュモン pic.twitter.com/psnezrFawB
— 本宮凪沙&韓ドラ大好き(さっちゃん) (@AzamiSatoko) January 10, 2014
さて、「チュモンのソソノは歴史上に実在?史実との違いや元ネタモデル&時代設定を解説」をお伝えしてまいりました。
紀元前という古い時代に、ソソノという気高く強い女性が、歴史上実在しておりモデルとなった人物が確かに存在していたことに驚いた方もいらっしゃることでしょう。
筆者もソソノファンと一人として、彼女のようなかっこいい女性がこの時代に存在していたことにとても驚きました。
ドラマの時代設定や史実との違い、元ネタを知ることで、より一層ドラマの理解も深まりますよね。
今回ご紹介した内容をご参考いただき、「朱蒙-チュモン-」の世界に、どっぷりハマってくださいね!